解説付 臨床工学技士国家試験 第36回 午後:第86問

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。

1: Bq

2: C/kg

3: Sv

4: Gy

5: eV

放射線の単位には吸収線量と線量当量(等価線量)がある。吸収線量とは、放射線が物質に当たったとき、その物質に吸収される放射線量のことで、単位はグレイ(Gy)が用いられる。また、線量当量とは、人体が放射線を受けたとき、その影響の度合いを表す目安となる放射線量のことで、単位はシーベルト(Sv)を用いる。シーベルトは、吸収線量の単位であるグレイ(Gy)を補正して算出される。(γ線の場合は 1Sv=1Gy)また、ベクレル(Bq)は放射性物質から出される放射能の強さを表している。これは、物質の重さ(kg)ごとに表されることが多くなっている。特定個人の放射線量を積算するときには、ベクレルからシーベルトに換算する。

1:放射性物質から出される放射能の強さを表している。

2:X線・γ線が空気中を通過する時に電離した電子の数、電荷量を表している。

3:正解。人体が放射線を受けたとき、その影響の度合いを表す目安となる放射線量のことある。

4:放射線が物質に当たったとき、その物質に吸収される放射線量のことである。

5:電子が1Vの電圧で加速されて得る運動エネルギーである。

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臨床工学技士 国家試験 過去問
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